1.Pythonの基礎
1.1. データ型
pythonはRubyと同様に宣言をせず変数を使用することができ、あらゆるデータを代入できます。
変数に整数 (例えば、2 、4 、20) を代入するとその変数の型はint型であり、小数部を持つ数 (例えば、5.0 、1.6) を代入すると その変数は float型になります。
print(2 + 2)
->4
print(50 - 5 * 6)
->20
(50 - 5 * 6) / 4
->5.0
print(8 / 5)
->1.6
演算対象の値に整数と浮動小数点が入り混じっている場合、演算子は整数のオペランドを浮動小数点型に変換します。
print(4 * 3.75 - 1)
->14.0
1.2. 演算子
足し算(+),引き算(-),掛け算(*)は他の言語と同じですが、割り算(/)と(//)の違いを意識する必要があります
演算子 (/) は常に浮動小数点数を返します。 演算子(//)は 整数除算 を行い、(小数部を切り捨てた) 整数値を返します。
print(17 / 3)
->5.666666666666667
print(17 // 3)
->5
なお、余りを求めるには%演算子を使用し、累乗を計算するのに** 演算子を使います。
print(17 % 3)
->2
print(5 ** 2)
->25
1.3. 変数への値の代入は必須
変数の定義は不要ですが、値が代入されていない場合、その変数を使おうとするとエラーが発生します
print(n)
->NameError:name 'n' is not defined
1.4. データ型の変換
・画面入力した値を計算する場合、画面からの入力は文字列型になるので、型変換が必要になります
・整数型に変換するには、int関数を、実数型に変換するには、float関数を使用します。なお"abc"のような数値に 変換できない文字列を入力するとエラーが発生します
・数値を文字列に変換するには、str関数を使用します
a = input("数値を入力してください")
b = input("数値を入力してください")
answer = int(a) + int(b)
print("結果は" + str(answer))